WPCEXPO 2005

20051028-WPCE2005_01.jpg

 休日出勤の代休で金曜日が休みだったので、せっかくだから、と行ってまいりました。
 混みはじめる前にさっと行ってさっと帰ってきたので、それほどじっくりと見て回って…というワケではないのですが、各ブースで個人的に気になるものをまとめてみたいと思います。


※ 動画はすべてQuickTimeのQVGA(320×240)15fpsとなっています。また、すべて会場の音が入っていますのでご注意願います。
【WILLCOMブース】

20051028-WPCE2005_02.jpg

 明らかに今回一番盛り上がっているものと思われるWILLCOMブースですが、東1ホール入り口真ん前にドカーンと配置されており、常に人だかりができている状態でした。
 触ってきたのはWX310KとWX310SA、そしてW-ZERO3の三機種です。
● WX310K(http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/310k/index.html
 動作速度がマシになった、という話がある京ぽん2ことWX310Kですが、個人的な印象としてはやはりもっさりしています。(20051028-WPCE2005_WX310K.mov)僕自身はW31Tを使用していますが、それよりも引っかかっている印象を受けたので、僕のような我慢できないタイプの人間には無理なのでしょう。
 展示機なので、もしかしたら電源OFF/ONすれば改善したかもしれませんが、それでもあれは微妙かなあと。
● WX310SA(http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/310sa/index.html
 WX310Kとはうってかわって非常に快適なレスポンスを得られる三洋端末。auでもそうですが、三洋のレスポンス性能はやはり一線を画している感はあります。メーラ、ブラウザともNetFrontなので、PocketPC時代の嫌な思い出を引きずっている僕としてはどうかなー、とも思ったのですが、意外にもまともでした。ブラウザやメーラの動作速度もなかなかです。(20051028-WPCE2005_WX310SA.mov
 ただ、会場だと一箇所に30台近くの端末が集中しているので、通信速度は期待しないほうがいいかもしれません。(まあ30台近くの端末ごときでレスポンスが低下するのか?というと微妙ですけれども)
● W-ZERO3(http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/003sh/index.html
 ザウぽんことWindows Mobile 5.0搭載W-ZERO3、それほど大きくない僕の手にもすっぽりときれいに収まってくれました。
 以前iPAQ PocketPC h3850を使用していたのでそれとの比較ですが、レスポンスは悪くありません。Windows Mobileなので、一度起動するとバックグラウンドに常駐し、それ以降はタスク切り替えで動くので尚更良く感じたのかもしれません。ただ、この辺はPDA慣れしているか否かで評価が分かれるかなあとも思いました。
 キーボードを開くとこのようになります。大きさの問題で、開いていようと閉じていようと片手で持ちながらの操作はちょっと厳しいので、どうしても片手で持って、もう片手で操作、あるいはゲーム機のように両手で握って操作というスタイルになります。ただしフルキーボードオペレーションは面倒くさそうです。
 カメラ内蔵ってことで操作してみましたが、撮ってから次に撮影可能になるまでの時間が、携帯より遅いのはなんとも。(ちょっと分かりにくいですが、20051028-WPCE2005_W-ZERO3.mov) 追記:と書きましたが、単に保存するかどうか聞いてこないで、そのまま保存するからそう感じているだけかもしれませんね。
 が、W-ZERO3は既報のとおり、miniSDインターフェイスしかないので、結構面白くない端末かと。せめてSDIOなら…
 ちなみにザウぽんだけはSHARPブースで触ってきましたが、それでも常時人だかりができていました。
【KDDI auブース】
 こちらでは現在使用しているW31Tの後継機種であるW32Tと、初の地上デジタルワンセグ対応のW33SAを見てきました。
● W32T
 びっくりするぐらいマイナーチェンジでした。もちろんサイズも一緒
 動作の緩慢さが改善されているかと期待しておりましたが、まったく変わっていませんでした。Hello Messengerに対応したのと、カメラが変わったらしいというだけです。
● W33SA
 何か機能が加わって、動作が重くなるかなと思ったらこちらはびっくりするくらい普通。三洋端末は前述のとおりレスポンスに定評があるので、こちらはほとんど問題ありません。問題のワンセグは、アナログ(W33SAは両方見られます)と比較して明らかに画質がキレイなのですが、現状では試験波しか受信できないので、今のところうまみはなさそうです。それとチャンネル切り替えが遅いのは何とかならないかなとも。(20051028-WPCE2005_W33SA.mov
 とりあえずお目当てで行ったのはこの2(3)ブースだけなのですが、ほかにも色々みて回ったのでいくつか紹介をば。
【Microsoftブース】
 あまり大々的ではありませんが、Xbox360が展示・稼動しています。ゲームも実際にプレイできますが、これ一本だけなのはもったいないかも。画面はLC-32GD7と思われる液晶を使用して稼動させていたのですが、ゲーム画面が本当にキレイだったのが印象的でした。
 WPC EXPOでゲームを大々的に推していないのは、Windows Media Player 10との連携に注力しているためだと思われます。
【HD DVDブース】
 実際にQosmioと思われるデスクノートPCに、HD DVDドライブを搭載させてみた試作機が稼動していました。が、雲行きは怪しそうですね(汗)
【PLC-J 高速電力線通信推進協議会ブース】
 個人的に期待している、電源とデータをコンセントからやりとりできるPLCのテクノロジーデモを行っています。
 実際にインターネットに接続されていて、Yahoo! Japanを表示させたりして遊んでいましたが、通信速度はADSL相当の速度が出ていたように感じたので、日本国内での実用化も近いところまで来ているのかもしれませんね。
 モデムのお尻側は、本当に電源コードとLAN側Ethernetコネクタしかないのも確認できます。
【iVDRブース】
 カートリッジ交換型HDDを採用したiVDRと呼ばれる機器のブースです。
 まだまだ感は拭えませんが、Blu-rayとiVDRを搭載した試作品が展示されていたりして、今後に期待していたりします。
【GIGABYTEブース】
 4台のGeForceを使用して、8台のディスプレイに出力する(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1027/wpc03.htm)というデモをやっています。
 Windows上の表示とか、いい意味でバカとしか言いようがありません(笑)
【Owltechブース】
 ケースやら電源やらファンやら色々展示してあるブースですが、山洋のファンを使ってピンポン玉を浮かせるというデモをやっていました。が、当然ながらそんなファン(サーバ向け)なので、とりあえずうるさいです。
【HG Entertainmentブース】
 たぶん出オチじゃないでしょうか(笑)
 今回のWPC EXPOは、全体的に近い未来を見せているような感じで、「すっごい未来感」みたいなのは無かったのですが、それでも十分楽しむことはできました。特に「一体化」とか「融合」を感じさせる展示物が多かったと思います。
 丸一日かけて行くようなイベントではないとは思いますが、気になる方は今週末の土日にでも行ってみてはいかがでしょうか。

“WPCEXPO 2005” に対するコメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください