任天堂のDSページもようやく充実したようなのでそろそろ触れてみようかなあなんて。
ゲームボーイアドバンス(SP含む)はARM7とZ80(旧ゲームボーイ/ゲームボーイカラーで使用していたCPU。GBAでGB/GBCのゲームをプレイするために搭載)の2CPUを載せていましたが、今回はARM9とARM7の2CPU構成。ARM7がGBAソフト専用に動作するのかどうかは分かりませんが、バッテリー駆動時間の関係上、両方のCPUを使うのは難しそうですね。スペックも圧倒的にARM9のほうが上ですし。
ちょっと話が脇道にそれますが(しかもちょっとマニアック)、ARM9は組み込み用CPUとしてはメジャーで、たとえばauのW21シリーズや、ネットワークルータなどにも搭載されていたりします。
同様の分野でIntelのXScaleというCPUがありますが、これはARM社が開発したARMアーキテクチャをベースにIntelが改良したものです。
GPUは明らかになっていませんが、見る限りNINTENDO 64をベースに、低解像度(256×192)向けに改良されたものではないかと思われます。開発のし易さ(=コストに関係)という面では、PSPよりも上かもしれませんが、如何せん当時開発が難しいと酷評されたNINTENDO 64なだけになんともいえません(汗)(「新開発」と謳っていますし、さすがにそれくらいは考慮していると思いますけれども…)
SPUは16チャネル ADPCM/PCM(うち最大8チャネルまでPSGに設定可能)と、GBAの6チャネル(GB/GBC互換チャネルが4つ、GBA拡張チャネルが2つ)に比べて大幅に増えています。
PSPまではいかないまでも、携帯ゲーム専用機としてはかなりパワフルな仕様であることは間違いないでしょう。後はGBAのようにサードパーティーから魅力的なゲームが出てくれれば、ということでしょうか。
※ 参考資料
Console Database
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