QUINTETという会社をご存知でしょうか。QUINTET(株式会社クインテット)といえば、SFCのアクトレイザーやガイア幻想紀、天地創造などを製作した会社で有名ですね。
特にアクトレイザーは個人的に大好きなゲームの一つで、最近はあまり表立った活動が無くちょっと残念なのですが、最近、ファミコンのあるゲームをクリアしたところ、この名前を再び見かけることができました。
そのエンディングとはなのですが、真ん中に”QUINTET”の文字が入っているのが分かると思います。調べてみると、これはサブタイトルではなくて、ドラゴンスレイヤーIVを開発したチーム名でした。
QUINTETとは元々日本ファルコム内にあった製作チーム名で、当時イースI、IIなどを手がけたチームです。当時はQUINTETという名前は無かったようですが、QUINTET社長である宮崎友好氏はイースI、IIのシナリオを書かれた方だったりします。(III以降のシナリオには名前が無いようなので、以降は関わっていない可能性もあります)
その後ドラゴンスレイヤーIVや、同じシリーズであるソーサリアンなどにもかかわりましたが、1989年(平成元年)4月に、橋本昌哉氏(IIIまでのイースシリーズ、太陽の神殿などに関わっておられた方)日本ファルコムを退社し独立、QUINTETを設立されたようです。
QUINTET処女作であるアクトレイザーは音楽に古代祐三氏(古代氏も当時ファルコムから離れてフリーで活動していた)を起用したことで当時話題になりましたが、古代氏とのお付き合いはイースシリーズからということになるわけで、なんとなく納得してしまいました。^^;
ちなみに古代氏もその後、株式会社エインシャントを設立、今でもファルコムの曲(最近ではツヴァイやイースVIなど)を手がけられているようです。
そんなQUINTETですが、1999年12月23日以降、自社開発ソフトは無くなってしまい、その後他社のゲームの製作を請け負ったり等していたようですが、ホームページの更新も止まり、現在では活動されているかどうかも不明な状態となっており、ちょっと残念です。
ただ、スクウェア・エニックス名義でアクトレイザーが携帯アプリで復活している(Copyright表記が2003 QUINTETとなっている)ことから、今後に期待できる「かも」しれませんね。
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