しばらく仕事が忙しかったため、また悪い癖が…
というのは大体半分くらい嘘で、先月頭くらいに、元々8600GTSを購入する予定だったのです。ところがどうやら8800GTという新しいモデルが出るらしいということで見送っていました。で、先週発売になったのはなったのですが、性能の良さに比例して非常に(発熱量が)”熱い”らしいと聞いていたこともあり、少し様子を見ようかなあ、と思っていたところにヨドで玄人志向(中身はSparkle製)のGeForce 8800GT搭載品を見つけてしまったのでついふらっと。
※ちなみに僕はATiのドライバとの相性が良くないみたいなので、GeForce 2くらいからNVIDIA一択です。
早速8800GTに変更してLOST PLANET体験版(http://www.capcom.co.jp/pc/lostplanet/trial/)をデフォルト設定から解像度をWUXGA(1920×1200)に変更しただけの設定に変更してテストしたところ、平均でSnow 6fps/Cave 9fps程度だったものが、平均31fps/44fpsまで、デフォルト設定(1280×720)なら平均71fps/74.3fps(7900GSでは22fps/34fps程度)と、かなりの上昇となりました。
ところで噂の発熱ですが、やはり我が家でもLOST PLANET実行時でコア温度が最高88度(画像1枚目/RivaTunerにて測定)となり、かなり熱い状態でした。それなりに安定していればこのままでも…とも思いましたが、これからの季節は問題ないのですが、夏場は少し不安だったので、hermitage akihabara(http://www.gdm.or.jp/)の記事を参考に、ファンをarctic coolingのZAV02-NV5に換装してみたところ、最高で63度(画像二枚目)と、リテールファン比較でマイナス25度の差となりました。(※その後数回ベンチマークを流してみましたが、それでも最高で68度でした)
そもそもアイドル状態でもリテールファンでは60度と比較的高め(換装後は50度程度)だったので、リテールファンではやはり厳しいのかもしれません。
それと騒音についてですが、リテールファンでもそれなりに静かでした。またファンコントロールは、8600GTではWindows上でドライバがロードされるまでファンが全力で回り続けていましたが、8800GTでは(というかSparkleのリテール製品では)電源投入直後のVGA BIOSの処理が終わった時点でファンコントロールが開始されるようになりました。何で最初からそうしなかったのやら…
これくらいのパフォーマンスなのにもかかわらず、値段は3万円台半ばと、非常にコストパフォーマンスの良い製品だと思います。今後はリテールファンではなく、オリジナルファン搭載製品も増えてくるものと思われますので、メーカー保証を水の泡にする(=換装する)勇気がちょっと…という方は、もうしばらく待ってみると良いのではないでしょうか。
温度問題が解決するとすれば、唯一の欠点となるのはカードサイズが長いことでしょうか。ソルダムのMT1300 PROというミドルタワーケースではギリギリ収まっているレベルなので、MicroATXくらいのケースでは少し厳しそうです。
また8800GTと同じ世代のGPUチップを採用した製品が今後もどんどん出てくるようなので、標準的なカードサイズの製品でもメリットを受けられるやもしれません。
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