最初タイトルに「~を試す」と付けたら、某Watchみたいな見出しになったので却下。
というわけでPhotoFastの赤SSDことG-Monster-V2を2台購入してみましたので、早速色々テストをしてみました。
マザーはMSIのECLIPSE SLIで、RAIDも試したいという魂胆からDriveBooster(JMicron 322)のSATAコネクタに接続、ベンチマークを取ってみました。
…あれ?Readで140MB/s?
じゃあRAID0にしてみたらいいのか?と…
まったく変わらない結果にがくり。
これはオンボードRAIDコントローラではやっぱりしょんぼりな結果にしかならんのか、と思いつつ、上田新聞blog版を見てみると、ICH10Rで200MB/s越えの結果が。
で、早速現在ICH10Rに接続されているHDDをJMicron 322側(※このコントローラ側からでもブートできる上に、仮にこのコントローラの転送速度が最大140MB/s程度だったとしても、HDDなので十分)につなぎ替え、逆にICH10RへSSDを接続してみると…
ほぼ期待通りの値、READで209MB/s、WRITEで163MB/sとなりました。
では気を取り直してRAID0(ライトバックキャッシュOFF)にしてみます。
Sequential READは268MB/sになりましたが、Sequential WRITEは133MB/sと低下、逆にRandom READ/WRITE 512KBはそれぞれ237MB/s、85MB/sと上昇。またHDTuneのBurst Rateは低下、という妙な結果となってしまいました。
これでも十分早いし…と思ってはいましたが、やはり納得できなかったためGoogle先生に聞いてみたところ、ストライプサイズを小さくすると良い(ICH10Rのデフォルトは128K)らしいとの情報が。
早速ストライプサイズを4Kにして論理ボリュームを作成してテストをしてみます。
IntelのSSDでRAID0を組んだケースには遠く及びませんが、容量は2台構成のRAID0で3倍程度で、価格差は現時点で約+2万ですから十分とも言えます。
逆に言うと、単体で512GBになれば、容量以外ではほとんどRAIDにする意味が無いかもしれない、という点ではなかなか面白いかもしれません。(もっとも、まともなハードウェアRAIDカードを付ければ結果は違うのかもしれませんが、残念なことにそこまで投資できませんでした。そもそもICH10RであってもIntel SSD RAID0で470MB/sくらい出せるので、キャッシュ以上の速度向上はあまり見込めないのではないか、と思ったためです)
HDDと比べると圧倒的な速度となりましたので、次回はこれがエンコード速度に影響を与えるのか、チェックしてみようかと思います。
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2009/01/04 15:13追記
Google先生に聞いてみたところ、inDEXさんがAreca ARC-1680ix-12というハードウェアRAIDカード(10万以上する高級RAIDカード)で試される予定であるというエントリーを見つけました。ちょっと期待。
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