2018/07/29 追記:
当初このエントリーではデレステとミリシタの両方で音ズレが発生すると記載していましたが、ミリシタでは発生しないことが確認できましたので、タイトルも含めてミリシタの記述を削除しました。
adbを使用しない、比較的低リスクなやり方はこちらのエントリーに記載しています。
以前のエントリーで記載したZenFone4 Proのタッチパネル問題は未だ解決されず、ZenFone4 ProからHTC10に戻していたのですが、そんなおりにHTC U11がSIMフリーで発売されるということで、まさしくかっとなって購入してしまいました。(ZenFone4 Proの顛末については内容次第ですが、最終的な結果が出たら記載するかもしれません)
とはいえ事前に分かっていたことなのですが、デレステはAndroid 8.0に正式対応しておらず、Android 8.0になったHTC U11においては徐々に音とノーツがズレる現象が発生するため、このままではデレステのみHTC10を利用し続けることになります。
そこで正式対応ではないにせよ、なんとかAndroid 8.0(Oreo)版HTC U11でも、デレステの音とノーツのズレを発生させないようにできないか、試してみることにしました。
【注意事項:必ずお読み下さい!】
作業手順:
- 設定メニューから「バージョン情報」→「ソフトウェア情報」→「その他」をたどり、「ビルド番号」を8回タップして開発者オプションを有効にします。(ロック解除時のPINやパターンの入力が必要です)
- 設定メニューのトップに戻り、バージョン情報の一つ上の「開発者向けオプション」をタップ、「USBデバッグ」を有効にします。「許可しますか?」と尋ねられるので、「OK」をタップします。
- USBケーブルでadbが利用できるコンピューターと接続します。(ファイル転送に使用するか否か尋ねられた場合は「キャンセル」でかまいません)
- 「adb shell」コマンドでシェルを起動します。U11側にUSBデバッグを許可するか尋ねられるので、「OK」をタップします。
- adbシェルが起動したら、「pm uninstall -k –user 0 com.htc.htcadaptivesound」と入力して実行します。Successと表示されれば成功です。(クセで -k オプションを追加していますが、戻すのにファクトリーリセットをするのならば要らないような気もします)
- adbシェル上で「reboot」と入力して実行し、端末を再起動させます。これで作業は終了です。
当方の環境では、この作業を実施する前のデレステにおけるタイミング調整結果は22で、効果音も何らかのサウンド効果が適用されたような音になっていたのですが、作業を実施した後ではHTC10と同じ18または19程度となり、効果音もサウンド効果が適用されることなく、また音とノーツがズレることなく楽しめております。
よいデレステライフライフの一助となれば幸いです。
2018/03/25 追記:
HTC10同様、HTC U11でもBoost+の電源オプティマイザからフォアグラウンドオプティマイザを使用することで、アプリ利用時の解像度をフルHDに下げることができます。デレステやミリシタのような重い3Dゲームは、これを有効にしておいたほうが良いでしょう。
開発者オプションで設定できる「GPUレンダリングを使用」、「HWオーバーレイを無効」については体感的にはあまり変わらない感じです。GPUレンダラーについては「OpenGL(Skia)」に変更しています。
この追記と合わせて、一部文言の変更(私→当方、デレステ・ミリシタ→デレステやミリシタ、など)を行いましたが、作業手順は変更しておりません。
2018/03/26 追記:
OpenGL(Skia)に変更したところ、TwiclePlusやGoogleフォトで画像が表示されなくなる現象が発生しましたので、元に戻しました。
2018/04/12 追記:
ミリシタでは発生しないらしいとの情報があったので、記事の先頭にその旨を追記しました。
2018/07/29 追記:
ミリシタでは発生しないことができましたので、本文中からはミリシタを削除しました。
“【リスク有】Android 8.0(Oreo)版HTC U11でデレステの音ズレをなんとかする(上級者向け)” に対するコメントはありません。