240mm簡易水冷からCoolerMaster V4 Alpha 3DHPへ乗り換え

 現在のメインPCは、7950X3DをMicroATXケースであるInWin A3に納めたものを使用しているのですが、7950X3Dを購入した当時は簡易水冷でないと頑張れないのではないか、と思い、DeepCool LT520を組み合わせて使用していました。
 LT520の性能には満足しており、またファンを換装していたこともあってか高負荷時の騒音もそこまでうるさくはなかった(が若干気にはなるレベルだった)のですが、2年半ほど経過したこともあり、いくら6年保証とはいってもそろそろ内部のクーラント液はどうにもできないし交換しようかな…と考えていたところ、清水さんのCoolerMaster Hyper 212 3DHPの動画(リンク先はYouTube)が上がり、240mmの簡易水冷からの置き換えには向いているのでは?と思い、上位モデルであるCoolerMaster V4 Alpha 3DHPに乗り換えることにしました。

 乗り換えの懸念として、InWin A3はCPUクーラーの高さ制約が162mmである一方で、CoolerMaster V4 Alpha 3DHPは161mmとギリギリであるため、収まるか心配だったのですが、少なくとも当方の環境では無事に収まってくれました。(ちなみにマザーボードはASRock B650M PG Riptide WiFiです)
 乗り換えた結果は当たりで、240mm簡易水冷であるLT520と比較して、高負荷時のCPU温度はほぼ同等レベルとはいえ若干低くなり、かつ高速回転するファンがケース内部に押し込められたこともあってか高負荷時でも気にならないレベルに収まるようになりました。
 もしかすると他メーカーの簡易水冷(特にラジエーターが厚いタイプ)では、240mm簡易水冷でも冷える(あるいは温度が上がりにくい)ことはあるのかもしれませんが、おそらくそこまで大きくは変わらないと予想されることから、個人的には240mmの簡易水冷を入れるよりも、Hyper 212 3DHPやV4 Alpha 3DHPのほうがオススメできるな、と思ったのでした。

 続きには、Cinebench実行後のHWiNFOのスクリーンショットと、CPU温度(HWiNFOで取得される「CPU (Tctl/Tdie)」の値)の比較グラフを載せていますので、気になる方はご覧ください。なおLT520のときはラジエーターのファン(設定上はケースファン)速度をCPU温度基準にしていましたが、V4 Alpha 3DHPに乗り換えた後はマザーボード温度基準に変更していますので、風量としては下がっています。
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RTX 3070 での Power Limit 調整による消費電力抑制

 以前 RTX 2070 Super で Power Limit を調整するというエントリーを載せていましたが、今回 RTX 3070 に切り替えたこともあり、では RTX 3070 はどうなのということで、ベンチマークを取って比較してみました。
 といっても、RTX 2070 Super はファンの騒音が激しいという理由でも Power Limit 調整をする理由があったのですが、RTX 3070 は全般的に騒音がおとなしめということもあり、消費電力のキャップを設けるためだけに行うことになります。GTX 1080 以降、NVIDIA も AMD も消費電力が徐々に高くなっていることが懸念されていますが、果たして RTX 3070 においても Power Limit を低く設定することで、消費電力を抑えつつも許容できるレベルの性能が発揮できるのか、確認してみます。


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Ryzen 5950X購入&オフセット電圧調整を試みる

Ryzen 5950X

 発売日に無事 Zen3 こと第4世代 Ryzen 5000 番台を購入できました。
 元々予算の関係上 5900X を狙っていましたが、何故か 5900X よりも 5950X のほうが入荷数が多かったことと、5950X と 5900X でゲームなどでも大きな差がないということもあって、今回は当日入手できる可能性が高かった 5950X を購入しました。(もっとも、5900X の抽選に外れてもすぐに別の店舗に行けば間に合ったようですけれども)
 すでに様々なところでレビューされている製品ではあるものの、せっかくなのでいつものように Zen3 でもオフセット電圧調整を行い、良い感じになるかどうか確かめてみることにします。

2020/11/14 追記:
 当初の掲載データですが、CORSAIR iCUE と GIGABYTE AORUS Engine がわずかに邪魔をしていることが分かりましたので、これらをアンインストールして取り直しました。
 その関係で電源プランは「AMD Ryzen Balanced」から「バランス」に変更されています。せっかく取り直すことになったので、新たに CINEBENCH R15 と R23 も追加しました。

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RTX 2070 SUPERのグリス塗り替えはハイリスク ローリターン

 RTX 2070 SUPER の Power Limit を弄って運用することで、消費電力は当然のことながら温度も低下して満足していたわけなのですが、ふと「消費電力は別にして、もしかしてグリスを塗り替えることで温度やファンの回転速度を低下させることができるのでは?」と思い立ちました。
 オチは残念ながらタイトルにあるとおりで、ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan においてほとんど効果はなかった(つまり ZOTAC さんはきちんとクーラー性能に見合ったグリスを採用している)のですが、せっかく比較してみたので Blog 更新のネタにすることにしました。

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Razer Blade 2017のバッテリー膨張でサポートを依頼した

Razer Blade 2017 バッテリー膨張の図

 多分最初に気にし始めたのは6月終わりくらいだと思うのですが、Razer Blade 2017 の液晶パネルがきちんと閉じないなあと思っていたのですが、7月に入って別の PC で利用していた NVMe M.2 SSD を初期化する用事があってバックカバーを開けたところ、バッテリーが膨張していることが判明しました。
 調べたところ、Razer 製品ではそこそこよくあることのようで、基本的に AC 電源を接続する前提(※)の Razer Blade 2017 では、未使用時にプラグを抜いておく以外に、現象発生までの期間を長引かせる方法はなさそうです。
※ Razer 製品に限った話ではありませんが、バッテリー動作では dGPU がほぼ動作しなくなるためです。

 というわけでこのエントリーでは、Razer サポートで交換を依頼した話をまとめています。

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GPD WIN2 のクーラーを Third Cooling Mod アルミ版へ換装

Third Cooling Mod 交換セット  GPD WIN2 が日本国内で取り扱われたのは一年と少しほど前になりますが、当時それなりのスペックを持つ小型の Windows 10 端末として様々な媒体に取り上げられました。
 同形状のものはないものの、その後いくつかリリースされているパームトップ型もそれほどスペックは変わっておらず、小型で持ち歩き可能な Windows 10 端末として重宝していたりします。
 が、欠点として比較的ファンの騒音が大きい、というものがあり、その騒音のわりには各種レビューで発熱により本来の性能が発揮できていない、ということも分かっていましたので、Indiegogo で発表されていた GPD WIN2 Third Cooling Mod のバッカーとなり、perk としてアルミモデルを選択していました。
 生産のつまづきなどで大分時間はかかっていましたがようやく届きましたので、だいたいの方が銅モデルを選択する中、数少ないかもしれないアルミモデルへの換装結果を簡単にご紹介しようと思います。

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GeForce RTX 2070 SUPER の PowerLimit を弄る

2020/11/27 追記:この続編として RTX 3070 も弄ってみました

 GeForce GTX 1070/1080 が出てしばらくした後、GeForce GTX 1080 で Power Target を調整すると電力効率的においしい という話がありました。実際 GeForce GTX 1080 を購入してしばらくは、空冷ファンが非常にうるさいことから Power Target を変更して使っていたのですが、Kraken G12 で簡易水冷化してからは Power Target がデフォルト状態でも非常に静かだったため、100%設定にもどして利用していました。
 そんな簡易水冷化 GeForce GTX 1080 のポンプが 3900X への入れ替え時に壊れてしまったため、急遽 RTX 2070 SUPER を購入したわけですが、RTX 2070 SUPER でも電力効率的においしくなるのかを、Power Target 改め Power Limit を変更して検証してみます。


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Ryzen 3900Xの常用設定を探る

購入品

 もう一ヶ月以上経ってしまったのですが、発売日の7月7日に Ryzen 3900X を購入していました。AMD CPU を最後に購入したのは、どうも自宅サーバー向けの Athlon II X4 605e だったようで、それが2010年でしたから、およそ9年ぶりに AMD CPU を購入したことになります。(デスクトップ用途では Athlon64 X2 の何かを買っていたのですが、多分2008年~2009年くらいの話)
 というわけで購入から大分期間も空いてある程度安定していることも確認できましたので、このエントリーでは Ryzen 3900X の常用設定をどのあたりにしようかと探った結果をまとめていきます。

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【低リスク】Android 8.0のHTC U11、HTC U12+でデレステの音ズレをなんとかする

Ver.4.6.3 の問題に関して:
 今のところ Ver.4.6.3 では Usonic 無効化/フォアグラウンドオプティマイザ未設定のいずれでもズレが発生してしまうようです。
 ライブ画面でポーズ可能になったら即ポーズし、ボタンを押した効果音がなったら再開することで比較的マシになるようですが、確実ではなさそうです。(判定調整結果は10でしたが、12へ変更しています)、でほぼズレなくなります。判定調整結果は10でしたがこれもずれていたので、現在15に設定しています。(調整値はまだ試行錯誤中)


 またかよ、という感じですが、前回に引き続いてHTC U12+を入手しましたので、その検証結果がてら記載します。
 正式かどうかは分からないのですが、デレステ 3.9.1くらいからAndroid 8.0に対応しつつあるようで、18:9などの横長画面に対応するようになりました。しかし一方でHTC U11やU12+では相変わらずタップ音がONに設定されていると、曲とノーツが徐々にズレる現象が発生することは変わっていません。
 U12+でも前回記載したものと同じ手法が利用できるのですが、今回はゼロではないものの、比較的低リスクな手法となります。タイトルにもあるように、こちらの方法はU11でも利用可能です。

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【リスク有】Android 8.0(Oreo)版HTC U11でデレステの音ズレをなんとかする(上級者向け)

2018/07/29 追記:
 当初このエントリーではデレステとミリシタの両方で音ズレが発生すると記載していましたが、ミリシタでは発生しないことが確認できましたので、タイトルも含めてミリシタの記述を削除しました。
 adbを使用しない、比較的低リスクなやり方はこちらのエントリーに記載しています。


 以前のエントリーで記載したZenFone4 Proのタッチパネル問題は未だ解決されず、ZenFone4 ProからHTC10に戻していたのですが、そんなおりにHTC U11がSIMフリーで発売されるということで、まさしくかっとなって購入してしまいました。(ZenFone4 Proの顛末については内容次第ですが、最終的な結果が出たら記載するかもしれません)
 とはいえ事前に分かっていたことなのですが、デレステはAndroid 8.0に正式対応しておらず、Android 8.0になったHTC U11においては徐々に音とノーツがズレる現象が発生するため、このままではデレステのみHTC10を利用し続けることになります。

 そこで正式対応ではないにせよ、なんとかAndroid 8.0(Oreo)版HTC U11でも、デレステの音とノーツのズレを発生させないようにできないか、試してみることにしました。

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