音ゲーの歴史の中で大きな転換点とも言える五鍵盤の稼働開始から20年が経過するのに合わせて、それを祝うべく12月9日と12月10日に有志によるイベントが開催されました。
12月9日はクローズドなクラブイベントですので多くは語れませんが、五鍵盤のみならず、古参音ゲーマーならば非常に楽しむことが出来たイベントだったのだと思います。
一方、翌12月10日の
TWO DECADES OF 5KEYS はベルサール西新宿のホールを貸し切って行われた完全オープンなイベントかつ参加費用も無料というもので、現地参加者250名以上、YouTube Live 視聴者最大750名以上という大変な盛り上がりを見せたのでした。(
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いずれのイベントも微力ながら、前者は撮影スタッフ、後者は YouTube Live 配信スタッフとして協力させていただきました。
というわけで YouTube Live 配信についてなんですが、やっぱり今回もうまくいかないところがありまして、一発勝負の厳しさを痛感した次第です。配線図(物好きな方は右にあるサムネイルをクリックまたはタップで大きなサイズで表示されます)についてはもう多く語らないこととして、このエントリーは今後の自分の備忘録もかねて、そういった反省点について書き綴っていきます。
うまくいかなかった点は大きく以下の三つがあります。
配信開始直後のボリューム調整がうまくいっていなかった
YouTube Live 側の映像がやや右にずれていた
映像が時折乱れていた
まず配信開始直後のボリューム調整ですが、今回エキシビションマッチの入場のためにビデオカメラを使うということが計画されていたため、これを使って会場の音声も配信に乗せたらいいんじゃないかと思い、ビデオカメラの HDMI 出力を LiveWedge(HDMI ビデオミキサー) に、同じくビデオカメラの音声出力を R-16(オーディオミキサー) にそれぞれ接続していたのですが、LiveWedge 側にも HDMI 入力と 2ch アナログ入力のためのオーディオミキサーがあり、こちらの音声ボリュームを下げ忘れていたために、結果としてビデオカメラで拾っていた音がかなりのボリュームで流れてしまっていたわけです。
YouTube Live 側の映像がやや右にずれているのは、現地のプロジェクターに16:9の映像を入れたときオーバースキャンとなっていたことで左側が見切れてしまっていたことと、シンプルな HDMI からアナログ RGB へのコンバーターを利用したことでそれを吸収することが出来なかったため、現地での見栄えを優先したためです。このせいで当日 k-two 先生には、プレゼンテーションのレイアウト調整や動画再生などでご迷惑をおかけすることになってしまいました。
映像が乱れていた点はさらに細かく分けると2つあり、まず配信に乗っていない部分では、当初筐体の真後ろにノートパソコンがあり、そこから LiveWedge まで HDMI ケーブルを配線していたのですが、これが長すぎたことが要因でした。これは高田馬場ミカド様の店員であり、今回筐体の貸出も含めて多大なるご協力をいただいた八丁堀さんに 15m の RGB ケーブルをお借りすることで解消したのですが、もう一つ、おそらく ROOTY HD SP4R2 の分配でアナログ RGB へのコンバーターを含めた何かが要因となり、ごくまれに表示が消えてしまうという現象が発生してしまっていました。
会場での準備時間の短さや、開催時間が長丁場ということもあり、当日これらの問題に遭遇してしまうのは致し方ないのですが、もう少しうまいやり方ができたらよかったなあと反省した次第です。
五鍵盤20周年という大きな節目を迎えたことで、おそらくこれで自分自身がこういった配信や会場での中継に直接携わることは、ほぼ終了するのではないかと思います。
しかしながら2018年は「このゲームは足を使います」のゲームが20周年を迎えますので、そちらも何かあれば機材提供などのお手伝いはさせていただくかもしれません。
そういうわけで2017年はここまで。また来年もよろしくお願いいたします。